ライブドア関連株の1月24日の動きは明暗をはっきり分けた。同日の株式市場は、1月23日にライブドア前代表取締役社長兼最高経営責任者の堀江氏が逮捕されたことで、当面の悪材料がとりあえず出尽くしたとの見方から幅広く買い戻された。ライブドア関連株の終値は以下のとおり。
明暗分かれた1月24日のライブドア関連株動向
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ライブドアは買い物も膨らんだようだが終日売り気配で推移し、大引けではストップ安で107万株が比例配分(関連記事)された。終値の水準では、発行済株式数の4分の1にあたる約2億6000万株の売り注文を残した。ライブドアマーケティングと共に6営業日連続でストップ安まで下落している。
この他のライブドア関連銘柄はいずれも急伸した。ライブドアの株式を12.75%取得しており、24日現在での含み損は約200億円強にのぼるフジテレビジョンは、逮捕された堀江貴文容疑者の社長辞任(関連記事)によって、ライブドアの同意なくして2007年9月末まで保有するライブドア株式を第三者に譲渡できないとする禁止契約が失効し、自由にできるようになったとしている。ライブドアとの提携関係も解消した。
このほか、ライブドアオート、ターボリナックス、ダイナシティ、メディアエクスチェンジはいずれもストップ高まで急反騰した。一部で噂された「関連企業まで上場廃止になるのではないか」との懸念が後退したほか、以下のとおり、マネックス証券が保証金代用有価証券の掛目を断続的に引き上げたことも後押しした(関連記事)。ターボリナックスは、「ライブドアとは独立した会社としてのコーポレートガバナンス体制を確立している」「本社の機能を現在の東京六本木ヒルズから渋谷に移転する」と発表し、2月に予定していた臨時株主総会の開催を中止した。メディアエクスチェンジも「一連の事態を受けて、ライブドアとの業務・資本提携が弊社の真の企業価値向上に寄与するかどうかを再度慎重に検討している」と発表するなど、いずれのグループ企業もライブドアと距離を取りつつある。
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