YOZANはライブドアファイナンスが保有しているYOZANの転換社債型新株予約権付社債を、YOZANの指定する第三者に譲渡するようライブドアと交渉していることを1月20日に明らかにした。この譲渡がなされた場合でも、YOZANのキャッシュフローに問題はないとしている。
YOZANは2005年8月、ライブドアの公衆無線LANサービス「livedoor Wireless」の基地局を提供する契約を結んでおり、このインフラ構築費用などのため、ライブドアとライブドアファイナンスに対してそれぞれ60億円の新株予約権付社債を発行していた(関連記事)。このうち、ライブドア分については11月に株式への転換がなされたが、ライブドアファイナンス分については未転換だった。
ライブドアとの関係についてYOZANでは「法務的精査を行った結果、当社とライブドアの間に何らコンプライアンス上懸念される問題はない」とした上で、無線LAN事業に関する契約については「すでに締結された基本契約に基づき誠意を持って履行するように努めている。今後ともライブドアの状況を注意深く見守りつつ、個別実施契約の締結についてはリスクの内容に慎重に進めていく」としている。なお、ライブドアのYOZANに対する出資比率は1.79%で、両社の間に業務提携関係はないという。
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