YOZANは8月8日、ライブドアのグループ会社であるライブドア証券およびライブドアファイナンスより総額120億円の資金を調達すると発表した。両社に対し、それぞれ60億円の無担保転換社債型新株予約権付社債を発行する。
ライブドアは、同社が展開する公衆無線LANサービス「livedoor Wireless」において、首都圏内に電柱等の設置ポイントを多く所有するYOZANにサービスの発注を予定している(関連記事)。YOZANの資金調達は、同サービスを提供するにあたって今後必要となる資金を確保するためだ。
YOZANでは、「自己資本が一層充実するとともに、高速無線通信ネットワーク網の早期充実化が可能となる」としている。
ライブドアによるYOZANへのサービスの発注は、8月中にも最終合意に至る予定だ。契約内容としては、YOZANがライブドアに無線LANアクセスポイントや設置場所、設備工事、保守サポート等のサービスを提供するもので、第1段階として4000アクセスポイント、最終的には数万アクセスポイントを提供する。YOZANでは、初期費用と月額料金あわせて約40億円の売上を見込んでいる。
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