Yahooは米国時間1月6日に、同社が提供する電子メールやインスタントメッセージング(IM)、写真共有サービスなどが、携帯電話やテレビ、PC端末上のミニデスクトップアプリケーションから利用可能になると発表する。
携帯電話向けの新サービス「Yahoo Go Mobile」は、「Yahoo Mail」「Yahoo Messenger」「Yahoo Photos」のほか、カレンダーやアドレス帳、ウェブ&画像検索、ニュース、スポーツ、株価表示などのアプリケーションで構成される。同サービスは1月6日より提供開始される。
Yahoo Go Mobileは、Nokiaのスマートフォン向けプラットフォーム「Series 60」に対応した携帯電話にプリロードされ、世界10カ国で提供される。また、CigularやAT&Tを利用する米国のユーザーも同サービスを利用可能になる。ユーザーがデータやアプリケーションなどを更新した場合は、こうした情報が携帯電話とPCの間で自動的に同期される。
もう1つの新サービスである「Yahoo Go TV」は、PCにインストールされたアプリケーション経由で、テレビの画面上にエンターテインメントサービスを配信するためのもの。
Yahooが予定しているサービスには、ローカル情報や、CNNおよびMTVから提供されるコンテンツ、映画の予告編、テレビ番組、ユーザー評価などの検索機能が含まれる。また、My Yahooに登録された情報とも連携し、天気予報や、スポーツ試合の得点、株価情報、ニュースなども提供される。同サービスは4月には提供開始の予定。Yahooの広報担当によれば、同サービスの運営費用は広告でまかなわれ、ユーザーには無料で提供されるという。
さらに「Yahoo Go Desktop」は、ブラウザを介さずにPCにサービスを配信するためのサービスだ。このサービスは、「Yahoo Widgets Engine」やダッシュボードの形式で提供される。 Widgetとは、さまざまな情報をユーザーに通知するミニデスクトップアプリケーションのこと。ユーザーはこれらのアプリケーションを利用して、写真共有サービスのFlickrやYahoo Messenger、ニュース、ウェブ検索、アドレス帳、カレンダーにワンクリックでアクセスしたり、友人が「Yahoo 360」に投稿したブログや写真を確認したりできる。
YahooのConnected Life担当バイスプレジデントMarco Boerriesは、「毎月4億5000万人もの人々が、われわれのサービスを利用している。これだけ多くのユーザーがPCのブラウザに依存してきた」と述べる。「Yahoo IDひとつで、インターネットがまるごと、あらゆるデバイスに接続されるようになる」(Boerries)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」