ノークリサーチは12月6日、2005年度上期(4〜9月)における国内IAサーバの出荷状況について発表した。
今回の調査は11月、メーカーへの直接取材および同社のデータベースによる分析によって行われたもの。調査の結果、2005年度上期の出荷台数は過去最高の23万9100台で、対前年比にすると17.3%増。製造業や流通業の中堅・大手企業を中心に情報系サーバの増設が目立ち、2004年度より引き続き好調となっている。しかし金額ベースでは1364億円と、4.3%増にとどまった。これは低価格サーバの需要が高いため。ただし一方で、2Pラック型サーバやブレードサーバなどが増加したため、極端な平均価格の下落は避けられたとみている。
各メーカーの市場シェアは、従来と同じくNECがトップで23.9%。しかし、2位のデルのシェアは、大手企業へ6500台を納めるなど大型受注を獲得したことにより23.0%まで迫っている。サーバタイプ別の割合では、タワー型が50.1%、ラックが42.8%で、2004年度は3.4%だったブレードは7.1%もの割合を占めるまでに成長した。同社では、2005年度通期におけるIAサーバの出荷台数は前年比13.4%増の50万3600台になると予測している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果