ガートナージャパンは10月27日、2004年第3四半期の国内IAサーバ市場動向を発表した。出荷台数は、前年同期比で16.2%増の11万9660台。2003年第2四半期以来6四半期連続で2桁成長が続いていることがわかった。
ベンダー別出荷台数では、2万5500台を出荷したNECが1位となっている。以降、デル、HP、富士通、IBMと続くが、この5社はいずれも2桁の成長率となった。中でも、IBMは前年同期比46.7%増、HPは同31.8%増と大幅な伸びを見せている。
各社の成長理由として、IBMは確実な供給体制を確立したこと、HPはxSPを中心にサービスと通信関連などにまとまった案件が見られたこととエントリモデルが好調であったことを同社は指摘している。
ガートナージャパンでは、国内市場ニーズに特化した製品を提供しているNECなどの製品がサーバ需要を喚起する要因になっていると分析している。また、首位のNECと5位のIBMのシェアの差が1年前には10ポイントあったのに対して現在は7ポイントと縮まったことから、市場競争のさらなる激化が見てとれると指摘している。
これらを受けて同社は、国内IAサーバ市場の予測を上方修正した。第4四半期では比較的堅調なGDP成長に支えられる形で前年同期比14%増を、2004年通期では45万台を超える16%増を予測している。
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