電子情報技術産業協会(JEITA)は5月19日、日本国内のUNIXやIAサーバーなどのメインフレームとミッドレンジコンピュータおよびワークステーションの2004年度(04年4月ー05年3月)出荷実績を発表した。
メインフレームは、台数で前年度比2%減の1212台、金額で同6%減の2467億2100万円。ミッドレンジコンピュータは、台数で同9%増の43万2322台、金額で1%減の6545億3900万円。ワークステーションは、台数で同48%増の10万278台、金額で同3%減の482億200万円となった。
ミッドレンジコンピュータのなかでは、UNIX系とIAサーバーのオープン系サーバーが好調だった。特にIAサーバーは、台数ベースで前年度比11%増の36万8564台、金額では同4%増の2776億5000万円で推移しており、オープン系サーバーのけん引役となっている。ただ、金額ベースでは低価格化の影響を受け、同1%増の61億2455万円にとどまった。
今年度の見通しとしてJEITAでは、メインフレームは「高度の信頼性を求め根強い需要が期待できる」(JEITA担当者)として台数・金額ともに下げ止まりを予測。オープン系サーバーに関しては、IT投資の中核的な存在として位置付け、前年度比7%増の出荷台数を見込んでいる。
JEITA担当者は、オープン系サーバーの出荷予測について「非常に慎重にみて算出した。今の市場環境から考えると、前年度比10%増以上で推移する可能性もある」と明るい見通しを示した。
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