CNET News.comに掲載されたReuterの報道によれば、IBMとGoogleが企業向け検索の分野で協力を進めることになったという。この提携によって両社は、ローカルPCにある文書や電子メールだけでなく、企業データベース内の情報検索にも取り組んでいく。
IBMは、同社の企業向け検索システム「OmniFind」と、Googleが無償で提供しているデスクトップ検索製品を連携させ、複数のシステムに分散している情報を簡単に見つけ出せるようにしていく。
このシステムでは、電子メールや文書、ブログのエントリー、画像、音声、動画などの各データで、その多くは一般向けの検索ツールでは見つけ出せないものが対象になる。
IBMは、すでにこのシステムをカスタマイズして販売する用意ができている。「IBM Crime Information Warehouse 」というこのシステムは政府機関や警察向けで、犯罪統計情報や、事故/逮捕の記録などを1つの画面から一覧できるため、犯罪パターンの把握に役立つという。
Googleは先にSun Microsystemsとも提携しており、今回のIBMとの提携によって、PCのデスクトップをめぐるMicrosoftとの戦いにおける潜在的な援軍を増やしたといえる。
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