米国の携帯電話端末市場は、第3四半期に前年同期比30%増の売上を記録した。同四半期に、携帯電話機の売上で全米トップの座に輝いたのはMotorolaの超薄型携帯電話「Razr」だった。
市場調査会社The NPD Groupによると、2006年第3四半期に販売された合計3160万台の携帯電話のうち30%がMotorola製の端末だったという。同社の携帯電話は、超薄型モデルのRazrを含む3機種(残りの2モデルはV551とV180)が、売上トップ5にランクインしている。
個人ユーザー向けの携帯電話端末市場では、売上が第3四半期に20億ドル強に達した。また、販売台数は第2四半期の2960万台から7%増加した。
NPDリサーチのディレクターNeil Strotherは声明で「第3四半期の電話機市場は堅調に推移した。これらの数字から、消費者の買い替え需要が高いことや、(買い替え需要ほどではないものの)新規加入者の数も成長していることを反映している」と述べた。
Motorolaは10月に入り、Razrが同四半期の業績に大きく貢献したと述べていた。同社は、第3四半期に94億2000万ドルの売上と、17億5000万ドルの利益を計上したと発表している。
第2位の座を巡る戦いも相変わらず激しい。LG Electronics、Nokia、およびSamsungがそれぞれ16%の市場シェアを維持していると、NPDは述べている。機種別では、Nokiaの6010が第2位、LGのVX6100が第3位につけている。
GSM携帯電話市場では、Motorolaが39%、Nokiaが22%、Samsungが14%の市場シェアを獲得している。CDMA電話機市場では、27%の市場シェアを獲得したLGが1位につけており、2位につけたSamsungとMotorolaが市場シェア18%でLGを追っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」