「住むこと」に特化したリクルートの挑戦--「Smatch!住まいの達人ブログ」開設

別井貴志(編集部)2005年10月26日 08時00分

 リクルートが初めてブログの特徴を全面に押し出した情報コミュニケーションサービスを開始した。「住まい」に関する情報の集積や相談などの場を提供する「Smatch!(スマッチ)住まいの達人ブログ」が10月26日に開設された。

 このサイトは、住宅評論家や建築家などを中心に、実際に住宅を購入した体験者やフィナンシャルプランナー、、防犯のプロ、住宅関連のライターなど総勢17人の専門家がブログで情報やノウハウを発信する。

 住宅を探していたり売却やリフォームなどを考えたりしているユーザーは、ブログの「コメント」や「トラックバック」を利用して、こうした専門家の情報に感想をつけたり、質問したりできる。さらに、こうした質問などに対して専門家が答えることで、情報が広がるというわけだ。専門家は、年内に30人以上になる予定だ。

 また、住宅に関わる各テーマについて書かれたブログが一覧できるトラックバックセンターも用意されている。「住宅」と一言で言っても、ローンや税金、防犯、インテリア、モデルルームの見方、地震対策、リフォーム業者の見つけ方など、ほしい情報はさまざまにある。そのため、そうしたユーザーの興味や話題に沿ったブログの情報が一覧できる仕組みだ。

 リクルートでは住宅に関する情報提供サイトとして、各種の物件を検索できる「住宅情報ナビ」「賃貸情報フォレント」、ハウスメーカーや工務店の資料が手に入る「ハウジングナビ」などを運営している。

 Smatch!の企画から開発、運営にまで携わる住宅ディビジョンカンパニー事業開発室プランナーの河内純也氏は、「これまでのリクルートの住宅関連サイトは、明確に住宅を借りる、購入するといった目的を持った人には有益な情報やサービスを提供できたと考えるが、ぼんやりと『そろそろ住宅について考えてみるか』といった人たちにはなかなか訴求できなかったように思う」と開設に至る背景を話す。明確な目的を持たなくても、いざ「住宅を購入する」という時に困らないように、普段から楽しんでもらうために、専門家の中には若手お笑いコンビのマンションズが運営するブログも用意した。

 河内氏は、「一方で、ブログは簡単に誰でも情報を発信できることで爆発的に普及したが、その半面で最適な情報を見つけ出すのが困難になっている。このため、情報の発信という点ではブログを利用し、専門分野やテーマに沿った見せ方にすることで探しやすくわかりやすいサイトを目指した」と言う。そして、「リクルートとして考えるConsumer generated media(消費者が作成したメディア)を具現した1つの試みという側面もあり、コミュニケーション自体がコンテンツになるという考え方の第一歩を踏み出したかたちだ」と意欲を見せた。

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