リクルート(柏木 斉社長)は、同社が発行するクーポンマガジン「ホットペッパー」のパソコンや携帯電話のインターネットサービス「ホットペッパー.jp」を05年4月22日から開始する。当初は東京23区のグルメ情報からスタートする予定。
「ホットペッパー」は、集客したいという飲食店と、お店の情報を探したいという読者双方のニーズをマッチングし、地域の消費活性化を促進することを目的としたクーポンマガジン。販促ツール「クーポン」を根付かせる媒体仕様として最も有効なのはフリーペーパーであるという考えでスタートし、飲食店1店舗当たり月間233人(04年10月号実績)の集客効果をあげるまでに成長。現在、東京23区で6エリア(銀座・渋谷・新宿池袋・赤坂六本木・田町品川・中野)106万部を発行し、F1層(20−34歳女性)に広く定着している。
今回、インターネットサービスの開始によって、「クーポンの利用シーンの拡大」、「利用者層をネットユーザーへ拡大」、「情報検索機能・詳しい店舗情報の提供」を実現。「ホットペッパー」ブランドのさらなる浸透を図り、東京地区で情報件数ナンバーワンのグルメサイトを目指す。具体的には、東京23区の読者106万人から500万人、情報件数2000件から1万件への拡大を見込んでいる。
将来的には、全国へのエリア展開を図るとともに、本誌同様、グルメ情報だけにとどまらず、20−30代女性をターゲットとした「美容」、「スクール」、「ショッピング」などのコンテンツ領域拡大や、RFID技術などを利用した新しいビジネスモデルを構築していくうえでのプラットホームとして、積極的に推進していく方針。
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