EMCは米国時間20日、Captiva Softwareを2億7500万ドルで買収することに合意したと発表した。Captivaは紙の文書をデジタルデータに変換するソフトウェアを提供している。
マサチューセッツ州ホプキントンに本社を置くEMCによると、同社は、Captivaを1株あたり22.25ドル、合計2億7500万ドルで買収するという。Captiva株は同日、18.30ドルの終値で通常取引を終えたが、その後の時間外取引で3.45ドル(19%増)上昇し、21.75ドルとなった。
EMCは現在、ストレージハードウェアの専門企業から情報マネジメント企業へと転身を図っている。サンディエゴに本社を置くCaptivaは、フォームやドキュメント、レポートなどから情報をデータ処理や保管用のマシンへとエクスポートするソフトウェアを販売している。
情報マネジメント企業への転身を図るEMCは、2003年に大量のデジタルドキュメントを管理するソフトウェアを提供するDocumentum、バックアップソフトウェアを販売するLegato、特定のファイルへの個人やグループのアクセスを管理するソフトウェアを提供するAstrum Softwareを獲得した。また、EMCはVMwareも獲得している。
買収は、株主や規制当局の承認などのプロセスを経て完了する予定。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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