インターネット関連企業の指標となるYahooが、米国時間18日に第3四半期の決算を発表。同期の売上と利益はともに前年同期の数字を上回り、またアナリストの予想を超える結果となった。同社では、過去最高となる今回の決算結果について、ビジネス全体で堅実な成長が見られたことが要因だとしている。
同社は9月30日締めの同四半期に、2億5380万ドル(1株あたり17セント)の純利益を計上した。昨年同期は2億5330万ドル(1株あたり17セント)だった。資産売却に関連する1600万ドル(1株あたり1セント)の影響分を除外した場合、同期の純利益は2億3800万ドル(1株あたり16セント)となる。
一方、売上高は昨年同期の9億700万ドルから47%増加し、13億3000万ドルとなった。なお、トラフィック獲得コストを除外した場合の売上は9億3200万ドルとなる。
Thomson Financialが集計したアナリストによる第3四半期の予想平均値は、トラフィック獲得コスト別で利益が1株14セント、売上高が9億1800万ドルだった。
同社の予想では、第3四半期の売上はトラフィック獲得コスト別で8億8000万〜9億3000万ドルになると見られていた。
Nielsen/NetRatingsの統計によると、Yahooは9月におよそ66%のアクセスシェアを獲得し、インターネットのポータル市場で首位に立っていたという。
通期の予想については、トラフィック獲得コストを除いた場合の売上が36億6000万〜37億1000万ドルとなり、前年比で42%増加するとYahooは述べた。また第4四半期の売上予想は、10億3000万ドル〜10億8000万ドルとなっている。これに対し、アナリストの予想平均値は10億6000万ドルだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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