Yahooは同社のニュース検索用ツールを刷新し、6500カ所の新聞/雑誌サイトに掲載される見出しのほか、数十万のブログからも情報を収集できるようにした。
同社は米国時間10月10日にこの新ツールのテスト版を公開した。同社はこのツールの狙いについて、ユーザーがより多角的にニュースを把握できるようにすることを挙げている。
「新しいニュース検索では、ユーザーにとって重要な出来事を探し出す機能が大幅に強化されており、大手メディアのニュース記事だけでなく、一般市民のレポート、コメント、写真など、主流のメディアではカバーされない可能性のある情報も見つけだせるようになった」とYahoo NewsのゼネラルマネージャNeil Buddeは声明のなかで述べている。
Yahooは8月に韓国のブログサイトでブログ検索機能のテストを開始した。それ以来、同社がこうした動きに出るというのが大方の予想だった。
10日に公開された検索ツールでは、ブログの見出しが、他の見出しとは別の枠の中に表示される。ユーザーは、「すべてのブログ検索結果("all blog results")」をクリックすることで、Yahooの写真共有サービス「Flikr」から自分の検索クエリと関連性のある写真を見つけだすことができる。また、ユーザーが生成したタグを使って、自分のお気に入りに指定したウェブサイトから関連する情報を探し出すことも可能だ。
YahooとGoogleはブログ検索の分野で競争を繰り広げている。Googleは約1カ月前にブログ検索を公開し、先週にはニューズリーダーサービスの公開テストを開始した。このサービスでは、ユーザーが各種のブログやニュースサイトから見出しを取得することが可能だ。
ウェブ上には膨大な数のブログが存在することから、その動きについていくことは、非常に難しい。ブログ検索を専門とするTechnoratiでは、1900万件近いブログを追跡しているが、同社によるとブログの数は5カ月ごとに倍増しているという。
Yahooの「News Search」では、当初は数十万件のブログから情報を収集するが、いずれはこの数を数百万件まで持っていきたいと、Yahoo検索部門のディレクターであるJoss Redfernは述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス