「グーグル次第で明日にでも解決」:マイクロソフトが和解案提示 - (page 2)

Elinor Mills(CNET News.com)2005年09月14日 20時10分

 同裁判所は事実認定のなかで、Leeが、長期有給休暇後には会社に戻るとしておきながら、実際は同期間中にGoogleと接触し、同社に移籍したことについて、Microsoftを欺く行為であると述べた。また裁判所は、LeeがMicrosoft在籍中から、Googleを支援したとも述べている。

 「Leeは、Microsoftの機密情報をMicrosoftの利益のために使用する権利を、自分や他者のために使用できるものと誤解していたようだ」と裁定書には書かれている。

 またこの裁定を下すまでの過程において、LeeがMicrosoftで、Microsoftが中国政府との関係を構築するために策定した戦略や、中国での活動に関する機密情報を入手していたことも明らかになった。しかし、裁定書には、同氏がMicrosoftで得た機密情報を利用しない限り、Googleで働く人材を採用するために大学経営者や教授に会い、彼らから中国で事業を展開するうえでの「一般的かつ非技術的な側面に関する」アドバイスを受けることは非競争契約違反にあたらないと書かれている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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