ライブドアとフジテレビ、小額決済やミュージカル開催で協調

別井貴志(編集部)2005年09月05日 21時42分

 ライブドアは9月5日、同社の完全子会社であるビットキャッシュのインターネット決済システム「ビットキャッシュ」が、フジテレビジョンが運営するショップサイト「Daiba's Market」に導入されたと発表した。

 Daiba's Marketは、フジテレビの番組グッズを直販しているインターネットの販売サイトだ。一方のビッドキャッシュは、2003年4月にライブドアと合併し、インターネットに対応した小額決済システムのビッドキャッシュの開発や運営などを手がけている。

 小額決済システムのビッドキャッシュはプリペイド方式で、テレホンカードサイズの「BitCashカード」と、ウェブサイトで即時発行されるオンライン型の「バーチャルBitCash」、キオスク端末からプリントされる「BitCashシート」の3種類がある。専用ソフトウェアやハードウェア、会員登録などは必要ない。

 livedoorとビットキャッシュ、Daiba's Marketの各サイトで互いに販売プロモーションを手がけ、ビットキャッシュは携帯電話での販売も視野に入れる。

 この発表と併せて、ライブドアとフジテレビは共同出資して2006年1月に上演するミュージカル「グランドホテル」の共同事業公演を行うことも発表した。このミュージカル専用のウェブサイトを構築したり、連動プロモーションを実施したりする。

 こうしたライブドアとフジテレビの協力した取り組みは、5月から両社で進めている「業務提携委員会」の中で話し合われてきた内容を具体化したものだ。現在も両社では定期的に実務者レベルでミーティングを開いている。

 なお、ライブドアは9月5日からブログサービス「livedoor Blog」を整理するなど、トップページをリニューアルしている。

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