フジテレビジョンは7月12日、有料のオンデマンド動画配信サービス「フジテレビ On Demand」を本格的に開始すると発表した。ISPやコンテンツ配信事業者と提携し、7月15日よりストリーミング形式にてコンテンツを配信する。
放送事業者としてネット配信に本格進出した「フジテレビ On Demand」 |
発表時点での提携事業者は、OCN、So-net、BIGLOBE、Yahoo! BB、AII、ShowTime、スカパー!BB、OCN Theater、オンデマンドTV、KDDI光プラスTV、ジュピターVOD、BBTV、4th MEDIA(配信は@nifty、BIGLOBE、hi-ho、ぷらら、So-net)となっている。
フジテレビでは、ライブドアが6月15日に発表した無線LAN接続サービス「D-cubic」にも同サービスのコンテンツを提供したいとしていたが、D-cubicのサービス自体が現段階ではまだ始まっていないため、提携企業の中にライブドアは入っていない。フジテレビでは、「順次提携事業者を増やしていく予定だ」としている。
各提携事業者がフジテレビ On Demandのサービスを提供する第1弾としては、7月15日から「2005ワールドグランプリ女子バレーボール 決勝ラウンド15試合」が配信される。また第2弾は、8月に「山崎まさよし 10th anniversary ONE KNIGHT STAND TOUR 2005」を提供する予定だ。価格は、両方とも配信期間中であれば税込み525円で見放題が基本だが、ISPやコンテンツ配信事業者によっては1試合105円を徴収するなど、料金や提供体系、もしくは配信開始日が異なる場合もある。
その後CS放送「フジテレビ721・739」のオリジナルコンテンツである「週刊少年『』」「みんなの鉄道」「プラモつくろう」「温泉へ行こう!」「ゴルフギアアカデミー」などを順次配信する予定だ。「フジテレビ721・739」の視聴価格は、1話につき税込み210円となる。
当面の間、フジテレビ On Demandで提供するコンテンツはCS放送「フジテレビ721・739」のオリジナルコンテンツが中心となる。地上波ドラマの配信について同社広報部では、「将来的には提供したいが、著作権処理などの問題が複雑なため、すぐに提供を開始するというわけにはいかないだろう」としている。
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