楽天とフジテレビジョンは8月4日、テレビ番組とインターネットをリンクさせた初のコラボレーション企画を発表した。
8月29日深夜に放送するバラエティ番組「贈来門!しあわせ本舗」の公式サイトをフジテレビと楽天でそれぞれ8月4日から開設すると共に、楽天広場に専用のブログサイト「プレゼント座談会」も開設した。
この番組は、「プレゼント選びに悩む人々を救い、しあわせに導くこと」をコンセプトにしたプレゼントバラエティで、インターネットとリンクしたネットユーザー参加型の番組だ。番組の内容は、プレゼント選びの悩みを持つタレントが登場し、古今東西のプレゼント事情やプレゼント最新情報などを紹介しつつ、相談者やプレゼントしたい人の性格、状況、人間関係などをリサーチしたうえで、その人ならではのプレゼント商品を提案するというものだ。プレゼント選びに関するネットユーザーの意見やアドバイスをブログで募集し、それを元にして放送と同時に公式サイトにおいて、番組内で紹介された商品を実際に購入できるように“開店”する仕組みになっている。
楽天とフジテレビは、「2004年末から連動企画を検討してきたが、ようやく実現に至った」とし、「今回の単発番組を始めとして、今後もテレビとネットの融合の可能性に向けて両社で取り組んでいきたい」としている。
この一方で、注目を集めたフジテレビとライブドアの騒動の後、2005年5月から同2社は業務提携委員会で話を進めており、アイデアベースではいろいろと出ているようだが(関連記事)、具体的な提携や協力して実現した企画などはまだ1つもない。フジテレビが7月15日から開始した有料のオンデマンド動画配信サービス「フジテレビ On Demand」でも、ライブドアは影を潜めており(関連記事)、「ネットとテレビの連動」や「フジテレビとの協力」という意味で、ライブドアは楽天に先を越されたかたちだ。
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