東京放送(TBS)と三井物産は9月2日、地上デジタル1セグメントサービスのデータ放送を活用した携帯電話インターネットサービス事業で新会社を共同で設立することに合意した。
新会社は「TMモバイル企画株式会社(仮)」で、9月下旬に設立する予定だ。折半で出資し、資本金は5000万円。当面は企画会社として携帯端末向けの地上デジタル放送が開始される2006年春の事業化を目指し、1セグメント・データ放送を活用した通信ポータル事業を実現するためのコンテンツ調達や、システム構築などを中心に検討していく。
TBSは、デジタルコンテンツビジネスのリーディング企業として生まれ変わるための資金調達や投資計画などを8月31日に発表しており(関連記事)、三井物産はTBSの第三者割り当て増資などを引き受ける。増資などが完了した時点で、三井物産はTBSの株式を2.26%所有する第8位の大株主となる。今回の新会社設立は、こうしたTBSとの協力関係が早くも具体化されたかたちといえる。
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