Googleのインスタントメッセージング(IM)分野に参入を受けて、ブログコミュニティが盛り上がりを見せている。
Googleが米国時間23日に「Google Talk」のベータ版をリリースしてからというもの、さまざまなコミュニティの掲示板が、使い方のヒントや不満、使用時のスクリーンショットなどの投稿であふれ返っている。Google Talkは、テキストメッセージの交換以外にボイスチャット機能を備え、Googleのサイトから無料でダウンロードできる。
Google Talkのウェブサイトによると、同プログラムのセットアップファイルをダウンロードするのに要する時間は、ブロードバンド回線を利用している場合で数秒、モデム接続をしている場合で約3分だという。多くのユーザーが、ダウンロードに要する時間の短さに驚いたようだ。また同ソフトが機能を最小限に絞っている点も、多くの人が高く評価している。
「Google for Dummies」をはじめ、インターネット関連の著書を複数執筆した経験をもつBrad Hillは、Unofficial Google Weblogにレビューを投稿し、次のように述べている。「ライバル企業が提供するIMプログラムは、あまりに多くの機能が詰め込まれ、動作が鈍い。Google Talkではこうした邪魔な機能が省略されている。整然とした分かりやすいプログラムを擁して市場に参入する点は、いかにもGoogleらしい。ニュースを表示するパネルも、株価のタブもなければ、ネットラジオ機能もない。それどころか・・・(なんと)・・・検索ボックスさえもない」
HillはGoogle Talkをこのように称賛する一方で、同社は早急に追加すべきサービスもあるとも述べる。
「グループチャット機能がないとユーザーが逃げてしまうだろう」(Hill)
Hillはさらに、同サービスがGmailアカウントに依存する点を「奇妙」だとも考えているようだ。入手が容易になったとはいえ、招待状がないユーザーは、Gmailアカウントに登録できない。確かに、Googleの企業ブログによれば携帯電話を使ってGmaiに申し込むことも可能になったそうだ。だが、Gmailのサイトには、同サービスは現在、限定されたユーザーを対象としたベータ版であり、正式版の公開時期は未定だと書かれている。
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