NTTとNTTレゾナントは8月4日、ポータルサイト「goo」上に開設した実験サイト「gooラボ」で、最新ニュース記事やブログ記事の中から関心事の情報をもれなく提示するサービス「関心事アンテナ」の商用環境での検証・評価のための実験を開始した。
このサービスは、NTTサイバーソリューション研究所が開発した「日本語概念フィルタリング技術」によって実現されている。これは検索語そのものを含むかどうかではなく、データベース上の類似する言葉や前後の文章から、そのキーワードが指し示す概念を判別し、ユーザーが求める情報をもれなく探し出すというものだ。ユーザーが適切なキーワードを提示できない場合でも、求める結果を得ることができるのがメリットだ。
関心事アンテナでは、ニュースやブログの中で特に関心が高い20以上のアンテナをあらかじめ用意し、過去1カ月分の記事を閲覧可能にする。また、アンテナに関係の深い記事を書いているブロガーを「おすすめブロガー」として表示する。このほか、ユーザーは関心事を個別に登録して「オリジナルアンテナ」を作成することも可能だ。登録にはキーワードや文章を利用するが、そのキーワードごとに感度の強弱を設定するなど微調整を行うこともできる。発見された記事と類似の記事をポップアップで表示し、即座に確認することも可能だ。
実験サービスではNTTが技術提供を行い、NTTレゾナントが商用サービス導入に向けての評価を行う。実験は11月7日まで行われる予定だ。
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