マイクロソフトの牙城を崩せるか--「Workplace」に力を入れるIBM - (page 2)

Martin LaMonica (CNET News.com)2005年08月03日 14時22分

標準技術へのこだわり

 IBMは、標準技術を使って開発され、コンポーネント化されたコラボレーションツールのスイートであるWorkplaceを提供する一方で、NotesとWebSphere Portalの現行ユーザーには、製品アップグレードを提供することで、これらの顧客を維持したいと考えている。

 また、同社は、NotesやDominoについて、標準技術や、DB2データベースなどのIBM製品を活用した再構築を行っている。

 7月にIBMは、フォームベースのワークフローアプリケーションを作成したり稼働させたりするツールを開発するPureEdgeを買収した。主な買収理由として、PureEdgeのソフトウェアがXMLベースのフォーム仕様の標準であるXFormsをサポートしている点をGoyalは挙げている。

 テキストエディタや表計算ソフトを含む生産性アプリケーションであるWorkplaceも、OpenDocumentフォーマットをサポートしており、今後も同仕様の変化に対応していくとGoyalは述べる。

 異なるアプリケーション間でのデータ交換を容易にする標準仕様にこだわることで、IBMはMicrosoft製品との戦略の差別化を図っている。

 「Microsoftは、(OpenDocumentフォーマットを)支持していない。しかし、いずれは、標準仕様に準拠した製品が勝利すると確信している」(Goyal)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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