Advanced Micro Devices(AMD)は米国時間1日、新学期シーズンに向けた需要に備え、幅広いプロセッサ製品の値下げを行った。
今回の値下げの対象となった製品には、サーバ用「Opteron」、ノートPC用「Turion」と「Sempron」、シングルおよびデュアルコア版「Athlon」、そして、低価格「Sempron」の製品ラインが含まれる。値下げ率は、Athlon 64 X2の10%(1001ドルから902ドルへの値下げ)から、Opteron 152の34.5%(637ドルから417ドルへの値下げ)までに渡る。Athlon 64 400+の価格は482ドルから375ドルまで下がり、Turion 64 ML-40の価格は525ドルから354ドルまで下がっている。
新しい価格は、AMDのウェブサイトに掲載されている。
またIntelは同日、モバイル用プロセッサ等を値下げした。
ライバル企業同士である両社は、これまで多くの場合、同じ日に値下げを実施してきた。数年前まで、AMDにとって価格設定は簡単な作業だった。AMDの元社員らによれば、同社では、Intelの新しい価格表を入手して、そこに書かれた価格から25%割引いた価格を自社製品に付けるだけでよかったという。
しかし製品ラインの複雑化に伴い、価格変更は、どちらの企業にとっても、難しい作業となっている。例えば6年前、AMDでは数種類のチップしか積極的に販売していなかった。ところが現行の価格表には、93種類の異なるチップが掲載されている。Intelでも同様に、モデル数が爆発的に増大している。
またAMDでは第2四半期におけるサーバ用チップの市場シェアが11.2%を記録した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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