ソニーコミュニケーションネットワーク(So-net)とリンクシェア・ジャパンは8月1日、携帯電話とネットコンテンツの連動広告分野において、新たなアフィリエイトサービスを9月より提供することで合意したと発表した。
まずSo-netは、9月よりiモード携帯電話のユーザーに向け、無料専用ソフトを使ったモバイルパーソナルポータルサービス「mychoi(マイチョイ)」を開始する。mychoiでは、自分がよく利用するサイトや携帯電話のアプリを登録できるほか、So-netの推薦する携帯電話向けショッピングサイトにアクセスしやすい仕組みを作る。ここで紹介されるショッピングサイトは、リンクシェアと提携するアフィリエイトサイトとなり、「ニッセンプチオンライン」「セシールでおかいもの」「バンダイキャラストア」などが含まれる。
9月のサービス開始時点では、アフィリエイトサイトとして提携しているショップを紹介するのみとなるが、現在So-netでは、mychoiでユーザーにアフィリエイターとしてのメリットを提供できるよう検討しており、「将来的にはユーザーが携帯電話でアフィリエイトサイトを作成する際に支援できるような仕組みも考えたい」(同社広報)としている。
また、リンクシェアでは、10月よりメディアファクトリーの発行する新女性誌「wit.」において、「雑誌記事アフィリエイト」を提供する予定だ。雑誌記事アフィリエイトとは、雑誌の広告費用の一部を成果報酬で支払うモデルで、広告や記事内に掲載されたQRコードから読者が広告主のサイトに訪問し、商品を購入した場合、出版社が広告主から成功報酬を受け取る仕組みだ。
リンクシェアでは、この仕組みをSo-netの女性向けコンテンツ「So-net Beauty カーラ・カリーナ」にも適用する。つまり、雑誌記事アフィリエイトで掲載された商品情報を、カーラ・カリーナでも掲載し、同サイト経由で読者を広告主サイトに誘導、商品の販売を促進する。
携帯電話向けのアフィリエイトプログラムとしては、Amazon モバイルが7月21日より「Amazon モバイル アソシエイト・プログラム」の提供を開始している。同サービスでも、QRコードを使ったアフィリエイトサービスを始めており、携帯電話を使ったアフィリエイトサービスは今後ますます拡大しそうだ。
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