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CJICレポート7:RSSとブログで実現するリアルタイムな情報収集 - (page 2)

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ブログやRSSの利用法を語る

 最後に渡辺氏は、RSSが十分に普及すると見られる数年後、企業や一般ユーザーがこの技術をどう活用できるのかについて聞いた。

 企業側のRSS利用法の一例として、ドリコムの内藤氏は、「製品を開発する企業であれば、新製品情報やバグ情報など、いち早く広めたい情報に対してRSSフィードが活用できるだろう」と語った。また、メディア企業の場合は、「メールマガジンに割く時間やコスト削減のために、RSSフィードへシフトせざるをえなくなるだろう」とした。

 RSS広告の配信を手がける田中氏は、情報の流通スピードが急激に上昇している状況下で、情報の伝達速度も重要となることや、伝播の方法に気を付けながら消費者に広告メッセージを送ることが求められると述べた。

 一方、主に一般ユーザー向けのサービスを展開するはてなの伊藤氏は、「ユーザーのタイプをより意識する必要がある」と語る。インターネットリテラシーの高いユーザーは、既にRSSを利用して数千のブックマークを閲覧しているが、例えばその母親が数年後に同じ利用法をすることは想像できないため、「ユーザーによって、情報の集め方が多様化する。各ユーザーに合ったサービスの提供を考えなくては」としている。また同氏は、企業のRSS利用法についても触れ、「RSSのメタデータそのものを利用したマーケティング手法が採用されるだろう」と述べた。

 そしてブログラインズのフレッチャー氏は、インターネット全体の変遷について「RSSは広告やインターネット全般を変える可能性がある」と語った。例えば、現段階では検索ベースの広告はキーワードをクリックするアクションを起こす必要があるが、RSS広告ではユーザーのアクションが必要ない可能性がある。「これまでの広告との違いは、これから明確になるだろう」とフレッチャー氏は述べ、ディスカッションを締めくくった。

左から、ドリコムの内藤氏、はてなの伊藤氏、RSS広告社の田中氏、Ask Jeevesのフレッチャー氏。ブログやRSS事業に携わるベンチャー企業集団で、熱い議論が交わされた。

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