GMOアフィリエイトは6月20日、RSS検索技術を用いたコンテンツ連動型の広告配信サービス「Feed Me!」(ベータ版)を開始したと発表した。同社はGMOインターネット(6月1日に社名変更、出資比率51.0%)とバリューコマース(同49.0%)が共同で4月21日に設立した広告・アフィリエイト事業会社だ。
Feed Me!は、従来のコンテンツ連動型広告に比べて高い精度でマッチングさせるために、コンテンツ(記事)と広告の連動にRSS検索技術を用いた自社開発の配信システムだ。その第一弾として、GMOインターネットの運営するブログサービス「ヤプログ!」で、「ご近所ヤプログ!」の提供を開始した。これは、ヤプログ!に開設されたユーザーブログのサイドバーに、各ユーザーが投稿した最新記事の内容に関連した他のブログの記事の見出しとURL(リンク)、その記事内容にマッチングした広告が一緒にFeed Me!の配信システムを通じて表示される仕組みだ。
ヤプログ!のすべてのブログで、順次ご近所ヤプログ!が表示される。現在はベータ版なので、ユーザーが表示の可否を選択できないなど、実験的なサービスの側面が強い。Feed Me!への掲載を希望する広告主については、いまのところGMOアフィリエイトが個別の問い合わせについて対応している。
8月末には、本格稼働を目指している。正式サービスでは、広告主の料金体系を整備して広告を拡大し、ヤプログをはじめとするGMOグループ以外のブログサービスへもFeed Me!を提供していく予定だ。さらに、Feed Me!を掲載するユーザーに対しても、ポイントシステムやアフィリエイトなどで報酬が得られる仕組みにする。
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