不正送金事件でIPAがスパイウェアへの注意を喚起

田中好伸(編集部)2005年07月20日 22時29分

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は7月20日、スパイウェアへの注意を喚起した。スパイウェアによる金銭的被害が発生しているからだ。

 7月上旬に、国内銀行数行が運営するネットバンキングサービスを対象にしたスパイウェアが出回った。銀行口座のパスワード情報などが取り出され、その情報を利用して不正に送金される事件となった。被害額は1行当たり数百万円程度と見られている。

 スパイウェアは、悪意を持ったユーザーから送られてくるメールの添付ファイルを開いたり、悪意のあるウェブサイトからプログラムをダウンロードしたりすることで、PCに侵入する。IPAが示したスパイウェア対策は以下の通り。

  • ウイルス対策ソフトの定義ファイルをできるだけ更新する
  • ウイルス対策ソフトを常時監視に設定する
  • パソコンを定期的に検査(スキャン)する
  • メールの添付ファイルには細心の注意を払う
  • ウェブサイトからのダウンロードに気をつける
  • 基本ソフト(OS)やウェブブラウザのセキュリティホールを解消する
  • 外部との通信を監視して、不審な通信を遮断する「パーソナルファイアウォール」を活用する
  • スパイウェア対策に特化したソフトを活用する

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