Macromediaが同社のよく知られたウェブアニメーションソフトウェアに大幅な変更を加えると発表してから3カ月、同社はFlash Playerのパブリックテスト版をリリースした。
Macromediaは米国時間12日朝、「Maelstrom」のコードネームで呼ばれる「Flash Player 8」の初めてのベータ版をウェブサイトで公開した。
同ベータのダウンロードサイトには、「ここで公開されているベータ版は、Flash Playerの次期メジャー版のプレリリースバージョンである。開発者や一般消費者の皆様に、既存のコンテンツを正しく再生できるかどうか検証し、互換性に問題がないことを確認してもらう目的でリリースした。プレイヤーをインストールして利用し、本リリースが最高の品質を有していることを確かめていただきたい。何か問題があった場合は、すぐに当社まで知らせて欲しい」と記載されている。
インタビューを受けたMacromediaの幹部は、試用段階に入った本プレイヤーと既存のFlashコンテンツ間に後方互換性があることを確認するのは、非常に重要だと強調した。
Macromediaのエグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャDavid Mendelsは、「何千というユーザーにプレイヤーをダウンロードしてウェブを閲覧してもらい、不具合があるかどうかチェックしてもらいたい」と述べ、「Flash Playerのすぐれた点は、ウェブ上のコンテンツを閲覧する際、すぐに問題なく動作するというところにある。いかなる不具合も、起こってもらっては困る」と話した。
テストバージョンは、Microsoftのオペレーティングシステム「Windows 98」以降か、Apple Computerの「Mac OS X 10.1」以降を搭載するコンピュータで利用できる。Flash Playerの正式版は通常、さらに幅広いOSに対応している。
Macromediaは現在、Flashコンテンツのオーサリングツール(コードネーム「8Ball」)を社内で検証しているが、このパブリックテスト版はリリースしない意向であることをMendelsは明らかにした。本プレイヤーおよび認証ツールは、夏の終わり頃までにリリースされる予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」