Yahooが携帯端末向けの新しい検索機能を提供開始した。この機能を利用するユーザーは、携帯電話のショートメッセージ機能を用いて検索クエリを送信したり、検索結果を受信したりできる。
Yahooが米国時間7日に発表した新機能の名は「SMS Search」。この機能は、ユーザーが天気や株価、企業アドレスなどの情報を、携帯電話のボタンのショートカットを使いながら素早く入手できるように設計されている。例えば、「w」の後に郵便番号を入力すると、当該地域の天気予報を知ることができる。
検索結果に探していた情報が表示されない場合、追加の情報をリクエストし、さらなる情報の提供を受けることもできる。また、特定企業の株価などの検索結果を保存したり、メッセージに返信することでアップデート情報を受信したりすることも可能だ。
さらに、Yahooはブラウザベースのモバイル検索機能を、より多くの端末で利用できるようにした。この機能に対応する携帯端末はこれまで、TreoやBlackBerryのような、画面が大きく完全なウェブ検索機能を備えたPDA端末だけだった。
今回の機能強化により、Wireless Application Protocol(WAP)に対応したすべての携帯電話でウェブ検索が行えるようになった。これは、カラー画面を搭載したほとんどの携帯電話でウェブ検索が可能になったことを意味する。Yahooでは、携帯電話の小さな画面にコンテンツが正常に表示されるように、ウェブページのフォーマット変換を行っていると、同社は述べた。
YahooはSMS SearchではCingular Wireless、Sprint、Verizonと、ブラウザベースのウェブ検索サービスではCingular、Sprint、T-Mobileと提携している。
Yahooはまた、PCで行ったウェブ検索の結果を携帯電話に送信する機能についても、拡充を図った。その結果、現在では、製品や価格などのショッピング関連の検索結果を、携帯電話に送信することができるようになった。Yahooはこれまで、ガソリンスタンドや店舗などの地域情報や道順などを、テキストメッセージとして携帯電話に送信する機能を提供してきた。同社は先週、これにショッピング関連の検索結果を送信する機能を追加した。
Yahooは、現在、無料で提供されているこれらのサービスについて、将来的に有料化する可能性があると述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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