Yahooが、パートナー企業や広告主から提供されるものだけでなく、ウェブ全体から求人情報を見つけ出す新しい検索エンジンをひそかに公開し、テストを行っている。
「使い勝手の良いウェブサイトが1つあって、そこから、ウェブ全体に散在する様々な求人情報を検索できたら、仕事探しがどれだけ楽で効率的なものになるか」と同検索サービスの「learn more」ページには記載されている。「Yahoo Hotjobsの提供する、新しいJob Engineを使えば、これが実現する・・・これからは、あなたに代わって私たちがウェブを検索する」(同サイト)
HotJobsサイトには、スポンサー付きの求人情報や有料リスティングサービスの検索結果に加え、ウェブ全体の求人情報を検索した結果が表示される。YahooのHotJobsサイトはこれまで、経営者や人材会社から提供される情報を扱ってきた。
Yahooは米国時間6日に発表した声明のなかで「求職者がHotJobs.comを利用してインターネット全体から情報を見つけ出せるようにしたい。そのため現在、新しい仕事検索エンジンの実装をテストしている。YahooのHotJobsサイトでは、スポンサー付きのジョブリスティングだけでなく、最先端の検索技術を駆使してウェブ上から収集した、企業サイトや仕事関連サイトの求人情報も提供するつもりだ」
検索大手のGoogleやMicrosoftのMSNとの競争が激化するに伴い、Yahooは「包括的なサービス」を提供することにますます力を入れるようになっている。Yahooは、ウェブベースの電子メールサービスや出会い系サービス、求人情報など、ウェブ上で実現できるサービスを可能な限りたくさん提供し、一人でも多くの利用者を獲得する戦略を打ち立てている。
ブロガーのJoel Cheesmanは、Online Recruitment BlogのなかでYahooの新しいジョブサイトについて真っ先に取り上げ、「Yahoo、Google、MSNの大手検索エンジンが求人情報サービスをめぐる競争を展開していくかどうかについて疑問を抱いてきた人々にとって、これが、その答えとなるだろう」と記している。
新しいサイトは、Indeed、SimplyHired.com、Monster、CareerBuilder.comなどのような仕事情報専門のサイトとも競合する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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