Oracleは、元Microsoft幹部のGreg Maffeiを同社のCFOに任命し、3名の共同プレジデントの1人に加えた。
Maffeiは、Microsoftで1997年から2000年までCFOを務めたことで知られ、中小企業にブロードバンドコミュニケーションサービスを提供する360networksの会長兼CEOでもあった人物だ。同氏は、Oracleでただちに共同プレジデントの役に就くことになっている。また、Oracleは米国時間24日、Maffeiが7月中にCFOとして業務を開始する予定であることを発表した。
Maffeiは、人事や製造/流通、国際不動産、法務など複数の部門の業務を監督していくことになると、Oracleは述べている。
Greg Maffei |
MaffeiはCNET News.comに対し、データベース市場からエンタープライズアプリケーションや、その他の分野へ積極的な参入を続けるOracleで働くことを楽しみにしていると語った。Maffeiはまた、360networksで連邦破産法第11条が規定する企業再生手続きに携わった前職とは異なり、OracleのCFOを引き継ぐにあたっては、解決が求められる財政上の問題は特にないと話している。
Oracleにおける自らの役割はMicrosoftでのそれとは違うとしながらも、Maffeiは、当時の経験はOracleの企業戦略を実行していくうえで貴重なものになるとした。
Oracleの共同プレジデントのうちほかの2名は、Safra CatzとCharles Phillipsである。Catzは、財務部門を率いていたHarry Youが社を去って以来、暫定CFOを務めてきた。同氏はOracleが7月に決算報告を行うまで同役に留まる予定だ。Youは、コンサルティング企業BearingPointのCEOに就任するため、3月にOracleを退社している。
一方Phillipsは、一部の業界研究者から、他社のCEOを引き受けるためにOracleを去るのではないかと考えられていた幹部の1人だ。Phillipsは4月に、CEOであるLarry Ellisonの下、ナンバー2として業務に当たることについてどう考えているか、また、Oracleは骨を埋めるのに最適な企業だと思うかといった質問に対して、Oracleはシリコンバレーでも著名なCEOを幾人か輩出していると答えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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