エイベックス・グループ・ホールディングスの100%子会社であるエイベックスネットワークは6月14日、携帯電話向けに会員制の有料音楽配信サービス「ミュゥモ(http://mu-mo.net/)」を6月15日から順次開始すると発表した。
まず、15日にVodafoneの「Vodafone live!」で開始し、16日はauの「EZweb」、20日にはNTTドコモの「iモード」で開始する予定だ。携帯電話向けミュゥモの運営では、マーケティング支援などの一部業務を携帯電話向けショッピングサイト「ポケットビッダーズ」や携帯専用オークションサイト「モバオク」などを手がけるディー・エヌ・エー(DeNA)に委託している。
「着信メロディ」や「着うた」、「着うたフル(auのみ)」の楽曲を提供し、各キャリアの公式サイトとして合計7サイトを開設する。税込み月額利用料金は、「avex めろ♪ミュゥモ」が105円コースと315円コース、「avex うた♪ミュゥモ」が315円コースと525円コース、「avex うたフル♪ミュゥモ」(auのみ)が315円コースとなっている。
サービス開始時の楽曲は、エイベックス・エンタテインメントに所属するアーティストを中心に合計1万曲以上を予定している。同社は、携帯電話の音楽配信市場が本格的に立ち上がるチャンスと捉え、国内最大級の音楽配信プラットフォームを目指す。
コンテンツホルダーでなければできない高音質で付加加価値の高い楽曲や、アーティストインタビューによる最新音楽情報など、各種コンテンツを提供するとともに、CD・DVDなどのパッケージメディアとの連携も図っていくかまえだ。具体的には、以下を考えている。
さらに、ミュゥモは年度内に、PCを使った音楽配信サービスとの連動や、アーティストグッズ、チケットのオンライン販売、ユーザーが参加できる楽曲評価(レビュー)、ソーシャルネットワーキングサービス、ブログなどのコミュニティ機能も追加する計画だ。ブログでは、すでにPCサイトにスタッフブログとして、「ラスベガス級最強ケータイサイト開発日誌」が更新されている。また、今後はDeNAが運営する各サイトとの連携や共同マーケティングも展開する。
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