検索エンジン業界で最高のビデオ検索エンジンを構築する競争が過熱するなか、America Online(AOL)は、CNNなど10社のコンテンツプロバイダと提携した。
AOLの音楽/ビデオ検索エンジン「Singingfish」は、Atom-Films、CBSNews.com、Hollywood.com、Like Television、ManiaTV.com、MarketWatch、The One Networkなど10社から、検索可能なビデオの提供を受ける契約を結んだ。
AOLが2003年後半に買収したSingingfishは、ウェブでももっとも古くからあるマルチメディア検索エンジンの1つだ。しかし、昨年Yahoo、Google、Blinkxなどの各社がこの分野に進出したことで、Singingfishではサービス再構築が急務となっていた。
検索サービス各社は、今回Singingfishが提携したのと同じコンテンツプロバイダと提携し、最新の動画検索機能を発表しており、また一部の検索サービスは音楽分野でまもなくSingingfishに対抗する可能性もある。情報筋によると、たとえばYahooは現在、音楽検索エンジンの開発を進めているという。
Singingfishの切り札は、AOLの親会社であるTime Warnerがもたらすことになるかもしれない。同社には、Warner Brosの映画など広範なコンテンツを存在する。しかし、デジタルの領域でオフライン企業とオンライン会社との間に、相当な相乗効果が生まれた例はまだない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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