Microsoftが、同社の次世代ゲーム機/エンターテイメント機器「Xbox 360」に、初代Xboxと同じ音声認識ソフトを搭載することを明らかにした。
同社は米国時間5月31日、Fonix(本社:ユタ州ソルトレイクシティー)の事業部門の1つ、Fonix Speechとの契約延長を発表した。この契約に関する金銭面の条件は明らかにされていない。
この音声認識機能は、初代Xboxに搭載されていたもので、Microsoftが2002年11月に「Xbox Live」サービスを立ち上げた際の目玉になっていた。この機能を使えば、ゲームプレイヤー同士がネットワークゲーム対戦中におしゃべりしたり、映画や音楽を鑑賞しながら会話もできるようになる。
この機能は、MicrosoftがすべてのXbox用ゲームに音声チャット機能を盛り込むことを求めるほどの大成功を収めた。Fonixによると、同社の音声コマンド技術は、Ubisoftの「Tom Clancy」シリーズやNovalogicの「Delta Force-Black Hawk Down」、Vivendi Universal Gamesの「SWAT: Global Strike Team」などのゲームに搭載されているという。
Microsoftでは、Fonixの技術以外にも、Xbox 360の上位互換性を維持するために、いくつかの手段を講じている。
Microsoftは、Xbox 360の価格や発売日をまだ明らかにしていない。複数の報道によると、Xbox 360は11月に世界同時発売され、価格設定も現行の299ドルに近いものになるという。
Xbox 360は、20Gバイトのハードディスク、IBM PowerPCベースのカスタムCPU、500MHz ATI画像処理プロセッサを搭載し、高品位(HD)映像を盛り込んだゲームにも対応するものになると、Microsoftは説明している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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