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検索からウェブポータルへ--グーグルの今後を占う - (page 2)

Alorie Gilbert(CNET News.com)2005年05月23日 11時12分
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 アナリストらの臆測では、Googleもライバル各社と同様に、ホームページにバナー広告を掲載することになるという。Mayerはこの可能性を否定しなかったが、しかし同氏は広告の種類よりも適切なユーザー層に合わせた広告の質のほうが重要だと述べた。そのためにどうすればいいかを理解するには何カ月もかかる可能性があると、同氏は述べている。

 「かなりの調査が必要になるが、自分としてはテキスト広告の方が好ましいと思う」(Mayer)

 これは、Googleのアイデンティティの核心に触れる問題だ。同社のサービスが大人気を博したのは、ホームページがシンプルですっきりとしているためだ。凝りすぎて派手なウェブデザインが増えるなか、同社のホームページは多くのユーザーにとってオアシスとなっている。Googleサイトの質素なデザインは、広告主よりユーザーの関心を優先する、あるいは少なくとも両者を対等に扱うという同社の評判につながっている。

 業界の一部の観測筋が、パーソナライゼーションのオプションを追加しても「オリジナル」のホームページはそのまま残すという同社の判断を高く評価するのはそのためだ。

 Search Engine Watchの編集者Danny Sullivanは「希望するユーザーはさらに多くの情報を入手可能になっており、しかも少なくとも今のところは、押し付けられることもない」と、自らのブログに書いている。

 しかし、GoogleがYahooやMSNと同じような道を歩んでいくなかで、「邪悪なことはしない」という同社のモットーは真実味を失わないのだろうか。

 この点は最終的には問題にならないかもしれない。Gmailへのターゲット広告掲載に関して、ユーザーのプライベートなメールの中味をスキャンする点が大騒ぎになったことがあったが、結局これも同社にとって大きな痛手にはならなかった。

 「何よりも素晴らしい点は、ウェブポータル分野で競争が活発化し、技術革新の動きが加速することだ」とGartnerのWeinerは言う。「Googleのこの動きは、Microsoftにとっても大きな刺激になる。AOLを忘れることもできない。ただ、メリットを享受するようになるのは消費者だ」と語っている。

 Googleの次の動きを正確に予想することは誰にもできないが、アナリストらは次のような考えを示している。Weinerは、Googleが今後6カ月以内にインスタントメッセージ(IM)を発表すると考えている。IMは、Yahoo、MSN、AOLが提供する主要な機能となっている。「IM 戦略が固まるまでは、Googleがポータル分野に正式参入したとはいえない」(Weiner)

 また、GoogleがまもなくGmailを一般に公開すると予想するアナリストもいる。Gmailはいまだにベータ版のまま運用されており、他のユーザーから招待をうけた者しかアカウントを持てないうようになっている。電子メール抜きのホームページというのは「ちょっと変だ」とSearch Engine WatchのSullivanは述べている。

 さらに、Googleのホームページが、オーディオ/ビデオコンテンツのようなメディア配信用のプラットフォームになるとみるアナリストもいる。テレビの番組表が掲載される可能性もあるとSullivanは指摘している。

 

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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