新しいXboxが、ゆっくり座って映画を鑑賞したいと考える人よりも、筋金入りのゲームマニアを主なターゲットにしているのは確かだ。しかしMicrosoftは、一心不乱なゲームマニアもたまには気分転換したい時があると確信している。
Microsoftはこのような理由から、別の部屋にあるMedia Center PCに保存された映画やテレビ番組、音楽を再生できる機能をXbox 360に搭載したとしきりに宣伝している。
XboxとMedia Center PCが連動するというのはとくに新しいアイデアではない。Microsoftは昨年、初代Xboxをつかって、Media Center PCに保存されたコンテンツを、別の部屋で鑑賞するための拡張キットを発売している。
だが今回、同社は新たに高品位コンテンツもサポートする。また、グラフィックのレンダリングも、Xboxでのローカル処理の割合が増える。その結果、Media Center PC内のコンテンツをXbox 360で再生する場合とPC本体で再生する場合の差がなくなったと、MicrosoftのMedia Center部門ゼネラルマネジャー、Joe Belfioreは述べている。同氏によると、 第1世代のMedia Centerエクステンダではこうしたことは無理だったという。
XboxとMedia Center間のコラボレーションには、Belfioreと、Xbox製品事業部マネジャーJeff Henshawとの友情も一役買っている。2人は数年前にInternet Explorerの開発で一緒に働いたことがあり、新たなコラボレーションの機会を探していた。初代Xboxのエクステンダはリハーサルのようなものだったと、Belfioreは語っている。
Microsoftは今年中に、Windows XP Media Center Edition 2005のマイナーアップデートを出す計画で、これによりXbox 360エクステンダ機能がサポートされることになっている。同社は、このアップデートでほかにも2点の機能追加を計画しているが、これらは顧客が毎年経験してきたMedia Centerアップデートほどの規模にはならない。
「新機能もいくつか搭載されるが、どの程度の規模で、どの程度の数になるかといった話は(まだ)進んでいない」(Belfiore)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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