ニフティとシマンテックは4月26日、迷惑メール対策に関して協業すると発表した。相互に情報提供、支援を行う予定だ。
迷惑メールは件数の増加とともに悪質性を増し、大きな問題になっている。シマンテックの調査によると、迷惑メールを受信しているユーザーは96.4%に上り、さらに75.9%が過去1年間で増加していると感じている状態だ。
こういった状況の中、両社は共同で日本国内での迷惑メールの特性を把握し、迷惑メール対策に関する定例会議の開催や情報発信、ユーザーの認識向上を目的としたイベント開催などを実施する。
両社は、相互に情報を提供することで迷惑メールの特性を把握する。シマンテック側から全世界で収集した迷惑メールの動向や特性に関する情報を提供するほか、ニフティ側からも迷惑メール収集用のおとりメールアドレスや、収集した迷惑メールに関する情報を提供する。
また技術的には、日本語に特化した迷惑メール情報をもとに、シマンテック側で対策技術の精度向上を目指し、データベースの強化を図る。ニフティはシマンテックの「Symantec Brightmail AntiSpam」を採用し、迷惑メール検知精度の向上を図る。
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