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スポンサードサーチはすべてのマーケティングの重要なポイントに--オーバーチュア

奥隆朗(編集部)2005年04月21日 16時52分
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 オーバーチュア代表取締役社長の上野正博氏は、2005年4月21日に行われた東京ファッションタウンで開催中のサーチエンジンストラテジーの基調講演で、現在のスポンサードサーチの潮流と同社の戦略を語った。

 上野氏は、ここ2年間で1000億の拡大を果たし、2004年に1800億円に達したという急成長するインターネット広告市場と、その中で40%を占めるサーチ広告の比率の高まりを解説。また、インターネット利用者の女性比率が50%にまで高まったことや、50歳以上が25%近く占めるようになったこと、リビングや携帯電話でネットを楽しむというような利用シーンの拡大によって、検索連動型広告の市場にも大きな変化が起きていると説明する。

オーバーチュア 代表取締役社長 上野正博氏

 その大きな流れが、スポンサードサーチの利用目的の変化だ。従来は、アクイジション(見込客の獲得)中心だったのに対して、現在はブランディングやテストリサーチ、キャンペーン、分析ツールとしての活用など、大きく分野を広げていると上野氏は語る。

 ブランディングとは、スポンサードサーチの結果が上部に位置することでブランドとしての認知や信頼性が得られることを意味している。テストリサーチとは、実際のテレビ広告などを配信する前に、どのようなキーワードが有効になるかをテストするために使うことだという。また、分析ツールとしての活用は、どういった時期に商品やサービスの需要があるのかや、検索された結果と実際の購買に結びついたケースを比較するというような、分析目的に活用されているケースを示す。

 こうした中でオーバーチュアは、ヤフーやMSNなど複数の巨大ポータルとの提携によるマス戦略に加えて、専門ポータルに対しても積極的なアプローチを実施する戦略をとっている。また、顧客側で広告効果測定や単価に合わせた自動入札が可能になる「サーチオプティマイザー」の導入により、マーケティングツールとしての分析力を高めている。

 さらに、上野氏は仮説検証を繰り返し改善していくコンサルティングにも注力していくと説明。同社にとっては、ナレッジを中心とするコンサルティングがコアコンピタンスであり、各分野のエキスパートを揃えることで、さまざまな顧客が抱えるサーチ広告への要望に対するソリューションを提供するという。

 上野氏は最後に、スポンサードサーチは、費用対効果のみを追求するものではなく、さまざまな効果を生み出す新しいフェーズに入っていることを改めて強調している。

 「スポンサードサーチが、すべてのマーケティングに関連する重要なポイントであり、そこでオーバーチュアならではのトータルバリューを発揮していく」(同氏)

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