スクウェア・エニックスは、同社の「プレイオンライン」サービスが4月9日以来、分散DoS(サービス拒否)攻撃を受けていることを明らかにした。
米国時間15日には、この攻撃のために「ファイナルファンタジーXI」用の全サーバが約3時間停止した。同社は現在、攻撃元の特定を進めながら被害の緩和に務めているが、サーバはいまだに一定間隔でこの影響を受けている状態だ。
スクウェア・エニックスは、「わが社の技術者があらゆる対策を講じて、さらなる攻撃を防ごうとしているところだ」とする情報を自社のウェブサイトに掲載している。「だが、攻撃の手口はさまざまで、ネットワークの防御方法を検討するのに時間がかかっている。現段階では正確な攻撃の出所は特定できていない。だが、インターネットサービスプロバイダ各社と協力もあり、調査は確実に進展している」(同関係者)
同社はまた、攻撃元を突き止めるのに警察の助けも求めている。「日本、米国、欧州の警察当局に支援を要請した。わが社の技術者はこれまでどおり、この攻撃に対処するのに最も効果的と思われる方法を模索している。同様に、われわれは各国の警察や国際的な警察組織と協力して、プレイオンラインのサービスを妨害する行為に対して法的措置を取るつもりだ」(同社)
現在プレイオンラインは、北米および欧州では、ファイナルファンタジーXIをサポートするために使われている。一方日本では、「Front Mission Online」「Fantasy Earth」ならびに日本版「EverQuest II」などのオンラインゲームも提供されている。同社では、これらのゲームがDDoS攻撃を受けているのかどうかを明らかにしていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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