台湾の半導体メーカーVia TechnologiesとXGI Technologyは、自社製品のLinuxによるサポート改善の試みとしてドライバ類のソースコードを公開した。
両社は先週この変更を発表し、自社のハードウェアをサポートするLinuxプラットフォームの数が増えることを期待していると語った。
「Viaは、これらのソースコードを自由に入手できるようにすることで、自社のソフトウェアの取り組みを拡大し、最新のLinuxディストリビューション向けに独自のソリューションを提供をできるようにする」と、同社ソフトウェア開発部門のトップであるSteve Charngは声明の中で述べている。
Viaは、さまざまなドライバのソースコードをリリースしたが、このなかにはマザーボードのVia Epiaをサポートする同社のS3 Graphics UniChromeのドライバ群も含まれている。S3のドライバは、Linux 2.6.xカーネルをサポートしているため、Linuxの熱狂的ユーザーから特に関心を集めることになるだろうと同社は述べている。
同社はまた、Via ProSavageとProSavage DDR統合グラフィックコントローラをサポートするドライバのソースコードも公開した。
一方、XGIはXGI Volari V5/V8/Z7を含む、自社製品向けのドライバのソースコードを数多く公開した。
多くのドライバはMicrosoftのWindowsやMac OS X向けに設計されており、ハードウェアによってはLinuxを動かすのが難しいものもある。
IntelやATI TechnologiesのようなチップベンダーではLinuxをサポートしているものの、両社はRed HatおよびSuSEという2つの主要な商用Linuxディストリビューション向けにグラフィックドライバを提供しているだけだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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