VIA Technologiesは、Pentiumプロセッサと互換性のあるx86チップを搭載した、わずか4.8インチ四方の新しい超小型マザーボードを発売した。
VIAは、ドイツのハノーバーで開催されていたCeBITコンピュータショーで現地時間3月19日にこの発表を行ったが、この「Epia N-Series Nano-ITX」という製品は、最高1GHzで動作するEden-Nプロセッサをベースにしている。
VIAは2003年に台湾で開催されたComputexトレードショーにNano-ITXを出品していたが、その際にはこれを、標準的なPC向けではなく、組込コンピュータ向けのマザーボードだと説明していた。
Intelでは、ハンドヘルドコンピュータなどの組込機器用に、XScaleプロセッサを販売しているが、このチップにはPentiumとの互換性の無い。一方Eden-Nではx86チップ用に書かれたソフトウェアを動かせることから、VIAではこの点で優位に立てると考えている。
VIAはまた、Mini-ITX.comという小売業者との間で、この製品に関する販売契約を結んだことも発表した。Mini-ITX.comによると、同社はこの超小型マザーボードを搭載したNanodeというエンターテイメント用デバイスを2004年第2四半期に発売するという。
NanodeはAV出力、USBコネクター、イーサネットおよびキーボード用のポートを装備している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
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