三洋電機は4月8日、現在代表取締役 副社長 兼 CMOの井植敏雅氏が6月29日付けで代表取締役社長 兼COOに就任する人事を発表した。8日に開かれた取締役会で決定した。また、代表取締役会長 兼 CEOにはジャーナリストで同社社外取締役を務める野中ともよ氏が就任することも明らかにした。
井植敏雅氏は現 代表取締役会長 兼 取締役会議長の井植敏氏の長男で、三洋電機の創業者である井植歳男氏の孫にあたる。
これに伴い、現在代表取締役社長 兼 CEO 兼 COOを務める桑野幸徳氏は取締役相談役に退く。井植敏氏は代表取締役にとどまるほか、引き続き取締役会議長を務める。
三洋電機は2004年10月に起きた新潟中越地震で半導体事業の主力工場である新潟三洋電子が大きな被害を受けたほか、主力商品のデジタルカメラの競争激化などによって収益が悪化している。3月に発表した2004年度の連結業績予想は、売上高が前年比0.5%減の2兆4950円、営業利益が同55.0%減の430億円、純損益は同1344億円減って1210億円の赤字に転落するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス