大日本印刷は3月29日、ICカードを利用したセキュリティシステムの開発を容易にするミドルウェア「TranC'ert SDK」と「Formericc II」の販売を開始すると発表した。
同社では「TranC'ert SDK」を開発会社向けのOEM製品として2001年から販売している。WindowsパソコンにICカード用リーダライタを接続することで、ICカードとPKIを利用したパソコンの起動制御やサーバアクセス制御、暗号化、ネットワーク認証などのセキュリティ機能を利用できる環境を実現するミドルウェアだ。
一方、ICカードを利用するパソコン向けソフトウェア開発を行うのが「Formericc II」だ。Formericc IIはプログラム部品群で、それを呼び出して利用することでICカードに関する知識のないプログラム開発者でも比較的容易に開発が行える。
これらの製品を利用することで、開発期間を短縮し、低コストでの開発が行えるようになる。また、自由度が高いシステムを構築できるという特徴もある。
発売は4月を予定しており、システム開発会社を中心にOEM販売を行うという。この2製品を含めた「TranC'ert」関連の売り上げを、今後3年間で20億円と見込んでいる。
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