Oracleが第3四半期の決算を発表した。PeopleSoftの買収が奏功し、売上高は増加したものの利益は減少という結果に終わった。
同社の第3四半期の純利益は5億4000万ドル(1株あたり10セント)で、前年同期の6億3500万ドル(1株あたり12セント)を下回った。また、非GAAP(Non-Generally Accepted Accounting Principles)ベースの利益は8億1400万ドル(1株あたり16セント)で、Thomson Financialが集計した金融アナリストの予想値である1株あたり15セントをわずかに上回った。
売上高は、前年同期比18パーセント増の29億5000万ドルとなり、また非GAAPベースでは30億9000万ドルとなった。Thomson Financialによると、アナリストらの予想値は30億8000万ドルだったという。
同四半期におけるソフトウェアライセンスの売上は前年同期比15%増の23億4000万ドルで、またサービスビジネスからの収入も同26パーセント増の6億1400万ドルとなった。さらに、新規データベースライセンスの売上は同12パーセント増の7億8200万ドルだった。
PeopleSoftの買収を今年初めに完了したOracleでは、この買収が奏功し、アプリケーションの売上が9パーセント増加したが、しかしピープルソフト製品を除いた場合の売上は13パーセント減少した。
「この四半期が移行期となることは織り込み済みだ。統合作業の大半はすでに完了しており、第4四半期には改善が見られると考えている」と、OracleのCFO、Safra Catzはアナリストとの電話会議のなかで述べた。
Catzはまた、Oracleでは統合作業のほとんどは終了しており、次の6カ月で統合が「実質的に完成される」と予想している点を強調した。
同社CEOのLarry Ellisonも同様の予想にふれた上で、自社のデータベースおよびアプリケーションサーバビジネスがこの統合から悪影響を受けることはなかったと付け加えた。
「Oracleのデータベースビジネスは、業界全体を上回るスピードで成長している。世界市場におけるわれわれのシェアは現在41パーセントだが、これに対しIBMのシェアは30.6%に低下している。つまり、われわれはIBMからシェアを奪う形で成長しているということになる」(Ellison)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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