2004年の国内ウイルス被害、Netskyが1年を通してワースト1

ニューズフロント2005年03月04日 15時40分

 情報処理推進機構(IPA)は、2005年2月におけるウイルス被害の届け出情報の集計結果を公開した。経済産業省が3月3日に明らかにしたもの。届け出件数は4150件で、前月の4880件に比べ15.0%減少した。ウイルスの検出数は約246万個となり、同年1月の334万個から26.3%少なくなった。

 届け出件数が最も多かったのは、W32/Netskyの1064件。12カ月連続ワースト1かつ1000件以上となった。すべての届け出中に占める割合は25.6%。IPAによると、「次々に亜種(Netsky.D、Netsky.P、Netsky.Qなど)が出現し、非常に多くのウイルスメールをまき散らしている」という。

 そのほかの主な集計結果は以下の通り(百分率は全体に対する割合。かっこ内は前月の状況)。

【ウイルス届け出件数】

  • W32/Netsky:1064件/25.6%(1179件/24.2%)
  • W32/Bagle:458件/11.0%(334件/6.8%)
  • W32/Mydoom:333件/8.0%(348件/7.1%)
  • W32/Bagz:230件/5.5%(234件/4.8%)
  • W32/Klez:199件/4.8%(263件/5.4%)
  • W32/Zafi:1434件/34.6%(2017件/41.3%)
  • W32/Lovgate:215件/5.2%(248件/5.1%)
  • その他:217件/5.2%(257件/5.3%)
  • 合計:4150件(4880件)

【ウイルス検出数】

  • W32/Netsky:215万6006個/87.7%(297万33個/88.9%)
  • W32/Bagle:10万2080個/4.2%(10万983個/3.0%)
  • W32/Mydoom:6万1631個/2.5%(2万5807個/0.8%)
  • W32/Zafi:4万7498個/1.9%(10万4441個/3.1%)
  • W32/Lovgate:3万7462個/1.5%(5万567個/1.5%)
  • その他:5万4739個/2.2%(8万8235個/2.6%)
  • 合計:246万個(334万個)

経済産業省のプレスリリース(PDF形式)
情報処理推進機構

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