沖電気工業は、日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)の大型TFT液晶ドライバLSI事業を買収する。沖電気が2月18日に明らかにしたもの。事業譲渡は2005年3月18日の予定。ただし、買収金額など詳しい取引条件は公表していない。
日本TIは、大型TFT液晶ドライバLSI分野において、さまざまな業界標準技術を開発した実績を持つという。現在、10.4インチ以上の大型TFT液晶ドライバLSI分野のノンキャプティブ市場(自社向けパネルを除く市場)において、両社の市場シェアはそれぞれ8%程度ある。22インチ以上の大型液晶テレビ用ドライバLSI市場では、沖電気が約25%のシェアを獲得している。
譲渡対象は、大型液晶表示装置用ゲート、ソースドライバおよび蛍光表示管(VFD)ドライバの、販売/開発/設計/製造に関する事業。すべての顧客と販売取引先、仕入れ先を引き継ぐ。同事業にかかわる日本TIの技術者は、全員が沖電気へ移籍する。
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