市場調査会社のiSuppliが先週発表した調査レポートによると、2004年は世界のPCメーカー各社がほぼ予想通りの成長にとどまるなかで、台湾のPCメーカーAcerが出荷台数44%増という目覚ましい成長率を達成したという。
iSuppliによると、2004年の世界PC出荷台数は、前年比13.4%増の1億9140万台だったという。この数値は、当初の予想とほぼ一致する。なお、2003年の世界PC出荷台数は1億6880万台だった。
iSuppliの発表によれば、Acerは東芝を抜いて世界第5位の地位に踊り出たという。
首位は、2003年と変わらずDellだった。Dellの出荷台数は、前年の2560万台から22.8%増加して3140万台となっている。2位のHewlett-Packardは2004年、前年比10.6%増の2776万台を出荷した。
3位は、1月に中国のLenovoへのPC事業売却を発表したIBMだった。IBMの出荷台数は1000万台の大台に乗った。Lenovoの出荷台数成長率は業界平均値をわずかに上回る14.9%で、同社はNECを抑えて世界第7位につけている。このほかでは、2003年にeMachinesを買収したGatewayがトップ10入りを果たした。
iSuppliによると、デスクトップは、出荷台数が10.6%増加する一方で、市場全体に占める割合が2003年の75.1%から73.3%へと減少したという。また、ノートPCの出荷台数は22.1%増加し、4580万台になった。ノートPC出荷台数のPC市場全体に占める割合は25%近くに達している。
2004年におけるローエンドサーバの出荷台数は19%増加し、530万台となった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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