松下電工と東京電力は2月7日、住宅分電盤用に「ネットワークコントロール付パワナビユニット」の技術を共同開発したと発表した。これは、電気の使いすぎを検知してエアコンや電気式床暖房などの自動制御を行う「パワナビユニット」に、携帯電話やパソコンで家電製品の運転・停止の操作を行える「遠隔操作機能」を付加したものだ。
「ネットワークコントロール付パワナビユニット」は、従来の機能に加え、携帯電話やパソコンからインターネット網にアクセスすることで、JEM-A端子を装備している家電製品の運転・停止操作、運転状況の確認が可能となるもの。電力利用の効率化とオール電化住宅の利便性向上などを図る。
この製品を搭載した住宅分電盤は2月9日から開催される「ENEX2005」で公開、今秋には松下電工から発売される予定だ。今後は、パソコンで設定したスケジュール(日単位・月単位)に基づいて家電製品の運転・停止を制御する「タイマー制御機能」と、パソコンに1日の時間帯ごとの電気使用状況を表示する「エネルギー表示機能」について実証実験を行い、さらなる機能の充実を図るという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」