Microsoftは米国時間14日、Windowsの全く新しいグラフィックス/プレゼンテーションエンジンであるAvalon(開発コード名)のプレビュー版を公開した。
Avalonは当初、次期バージョンのWindowsである「Longhorn」の重要な柱の1つになるはずだった。だが同社は昨年、これをアドオンとしてWindows XPとWindows Server 2003にも搭載する決定を下した。
Windowsの将来に向けた重要な鍵を握るAvalonだが、平均的なコンピュータユーザーがこれに直接触れる機会はないだろう。これは、グラフィックス処理を改善する手法で、プログラム開発者らが洗練された外観を持つアプリケーションを開発できるようにするものだからだ。
Microsoftは、Avalonの「コミュニティ技術プレビュー版」を昨年11月に開発者向けにリリースしており、今回一般公開されたのはそれと同じコードだ。
Microsoftは自社ウェブサイトで「多くの要望に応えて同じコードを一般公開できることをうれしく思う」と述べている。
このプレビュー版は、Windows XPとWindows Server 2003の両方に対応している。しかし、Microsoftは開発者に対し、現行バージョンのコードの仕上がりがあまり良くないと注意を促している。同社では、Avalonをメインの開発用マシンでは使用しないよう勧めている。バグの発生率が高く、Avalonのプレビューが不要になったときにはOSの再インストールが必要になるためだという。
Microsoftは11月、Avalonのベータ版は2005年夏に公開され、最終バージョンは2006年に出荷予定であることを明らかにしていた。同社関係者は14日、スケジュールに関するさらに詳しいコメントは差し控えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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