最新の検索エンジンランキングによると、GoogleはライバルのYahooやMSNを凌ぎ、依然検索チャートのトップに君臨しているという。
市場調査会社のWebSideStoryは、インターネットでの検索エンジン利用の断片調査の結果を30日(米国時間)に発表した。3月23日に行なわれたこの調査では、米国におけるGoogleサイトでのクリック数(referral)が過去最高を記録し、この日のクリック数全体の41%を占めていた。なお、1年前に行われた調査では、同社の割合は36%だった。
Yahooは27%で2位につけたが、昨年の31%より減少。一方MicrosoftのMSNは20%をわずかに下回り、第3位となったが、昨年よりも若干増加している。しかし、Yahooのこの数字には、同社が現在所有するOverture Servicesのネットワークの数字は含まれていない。
この場合のクリック数とは、検索サイトで表示されたリンクをたどって他のウェブサイトにアクセスしたユーザートラフィックの数を指している。調査の対象には、有料キーワード検索や無料の検索結果、検索サイトのバナー広告などをクリックして他のサイトに飛んだ回数が含まれる。WebSideStoryによると、この調査は、3月23日に2500万のユニークユーザーをサンプルしたもので、1日の調査結果でその月全体の検索利用状況が推測できるという。
「重要なポイントは(GoogleとYahooの)差が広がっていることだ」とWebSideStoryのアナリスト、Geoff Johnstonは述べている。「Yahooは市場シェアを失っているが、シェアを奪っているのはGoogleだけではない。MSNも動きを見せている--MSNの利用は減少していない」(Johnston)
ヨーロッパやアジアの一部の国々では、Googleの市場シェアは米国内の2倍もあり、Googleはこうした国々で大成功を収めている、とJohnstonは付け加えた。
WebSideStoryが発表したこの数字は、検索業界で先行するGoogleの立場を示す最新のものだ。先頃Nielsen/NetRatingsは、今年1月のインターネットユーザーの39%--ユニークユーザー数にして5930万人--が、検索サービスにGoogleを利用しているとの調査結果を報告している。この調査では、YahooとMSNのユーザーはそれぞれ約30%だった。
WebSideStoryによると、3年前にはYahooでのクリック数が37%を占め、Googleはわずか12%で、15%近くを占めたMSNにも及ばなかったという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
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